イタリアで2024年4月10日にアルファロメオの新型BセグメントSUVの”MILANO”が発表された。欧州では激戦区となっている同セグメントの中でトップハンドリングマシンを目指して開発されながら、ライバルモデルに負けないトランク容量400Lを確保し、SUVとしての使い勝手も考慮されたデザインとなっている。
パワートレインは当初EVのみとされていたものの、出力別に2グレードのEVモデルが用意される他に、充電を必要としない、ハイブリッドモデルもラインアップされる模様。
今回はミラノのプレスリリースを元に、エクステリアとインテリアデザインそして、快適装備についてのまとめをお届けします。
エクステリア デザイン
デザインはトリノにあるチェントロスティーレ アルファロメオによるもの。機能とヘリテージエッセンスを融合した個性的なイタリアンデザインを目指す。新型ミラノは、取り回しの良いコンパクトであることも重要視した結果、全長4.17m、全幅1.78m、全高1.5mといったスリーサイズ。インパクトのあるデザインを求めるだけではなく、イタリアンスタイリストとしての情熱を感じ取れる様なエモーショナルな表現を試み、オーナーが見飽きるこ事のない時間と共に愛着が湧き続ける様なデザインを目指したとされる。新しいボディライン表現を模索した一方で、プロポーションでは脈々と続くアルファの血統を感じ取れる様なヘリテージ性を盛り込んだ。筋肉質なホイールアーチ形状や、往年のジュリアTZを彷彿されるアイコニックな「コーダトロンカ」(テールエンドをスパッと切り落とした様な形状)デザインなど、イタリアンデザインのシンプルさとアルファならではの要素が練り込まれている。ミラノを特徴づけている「目」は「3+3デザイン」のフルLEDアダプティブマトリックスヘッドライト、そこから続く張りのあるボディ表現はボリューム感を豊かに感じさせてくれる。
インテリア デザイン
インテリアデザインはピュアスポーツと同様のデザイン言語を用いられている様で、細部に渡るまでイタリアンデザインを貫き通している。現代アルファコックピットデザインとしても採用が続けられちる二連砲弾型フードメーターデザインはミラノでも採用され、アルファならではの個性的なドライブエクスペリエンスを掻き立てる。
センタークラスターには、エアコン吹き出し口の下にタッチスクリーンTFT 10.25インチモニターをドライバーオリエンテッドを意識し、運転席側にオフセットさせて配置。各デジタル情報をウエジットとして、ドライバーの好みにドラッグ&ドロップ操作によってカスタム出来る様に用意されている。
その他には、左右のエアコン吹き出し口をアルファロメオのトップモデルに用いられるクワドリフォリオのマークをモチーフとしたデザインに。シートにはサベルト製を採用しオリジナルの背もたれデザインを用いながら車両の軽量化も図られている。
快適性
ドライバーオリエンテッドデザインを採用されているミラノ。一方でSUVとしてその他の同乗者の快適性の追求も怠っていない。アルファロメオによると、この部分を乗るたびに感じ取ってもらえるように、その正確性と安全性への配慮を徹底したという。その証拠にクラスを越えた内装細部の仕上げや質感に拘った結果、同クラスBEVで最大の400L.のトランク容量を確保し、これに加えて充電用ケーブルを収納可能な「ケーブルオーガナイザー」もボンネット下に備え、キャビン内のトランクスペースを塞がない配慮がされている。
この他、ADASレベル2をサポートし、後方視界180°を確保したバックカメラ、360°全周囲パーキングセンサーやセミオートパーキン機能なども用意されている模様。今回ミラノにはキーを持っている人が近づくと自動的に開錠され、遠ざかると施錠される仕様となっている。
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